さいたま市内をはじめ、蓮田市、上尾市、春日部市、川口市など埼玉南部一円にてお墓のお仕事をしております、有限会社石の富士家の安部です。今回は、さいたま市営思い出の里公園墓地の芝生墓地にて、ご納骨のお手伝いをさせていただいた際の様子をご紹介いたします。

 

【納骨の際の様子 南アフリカ産インパラブルーのお墓】

 

半年ほど前に当店でお墓を建てていただいたお客様からご連絡があり、ご納骨のお手伝いをさせていただきました。実はその際、お父様の体調が思わしくないので早めに準備をしておきたいとおっしゃっていたのですが、このたびそのお父様が亡くなられ、「お墓への追加彫刻とご納骨のお手伝いをお願いしたい」とお電話をいただきました。覚悟されていたこととはいえ、こんなに早くまたご連絡をいただくことになりとても残念ですが、心を込めてお手伝いをさせていただきました。

 

こちらが以前建てさせていただいたお墓です。事前にご自分でお墓についてしっかりと調べたりされていてとても熱心にお墓作りをされていた方で、私にとってもとても勉強になった思い出のあるお墓です。南アフリカ産のインパラブルーという石で作ったお墓で、以前のブログでも完成したばかりのお墓をご紹介させていただきました。その際は写真撮影した日が雨だったので、インパラブルーのきれいな様子をうまくお伝えできなかったのですが、今回はよく晴れた日で、特徴的な青い結晶がキラキラしていました^^

 

ご納骨の当日は、ご納骨の時間の1時間前には必ず到着して準備をします。この日はとても日差しが強かったので、雨の日にも使用するパラソルを立てました。この思い出の里公園墓地はとても広いので、来られたお客様やご親族様にも目印になるように、今後は毎回パラソルを立てようかとも考えています。手前のテーブルは、お客様がお荷物を置かれたり、お寺様が香炉を置かれたりすることもあるので用意しています。
お墓の方は、これからご納骨ができる状態になるよう準備を進めます。

 

まずは、一体型の花立てと香立て、その下の拝石を取り外しました。そして、その下にある霊園既設のコンクリートの蓋石を取り外して、納骨室を開けました。以前お墓を設置する際、墓地を取得されてから時間が経って古くなっていたので、新しいものに交換してもらった蓋石です。芝生の上に養生のための毛布を敷いて、その上に置きます。納骨する際に芝生の葉が入ったりしてしまってはいけないので、付かないように気を遣います。

 

納骨室の内部です。以前のお墓の据え付けの際にかなりしっかりと洗浄をしたので、十分にご納骨ができる状態でした。お墓の方はきれいに拭き上げて、お客様が来られる前にきれいにしておきます。

その後お客様がお越しになると、まずはお客様からご遺骨をお預かりしてご納骨をします。お寺によっては順序が違うこともありますので、初めてお会いする和尚様には必ずご納骨のタイミング等うかがいますが、ここ思い出の里ではご法要の最初にお納めすることが多いです。ご納骨のあとはご家族様にその様子をご確認いただき、納骨室の蓋を閉めて取り外していた花立て等をセットして、お花をお供えします。「準備ができました」と和尚様へお声かけしてお線香を皆さまへお配りし、その後ご法要が始まります。ご法要の間は順番にご焼香をされて、ご法要が終わります。

 

お客様が持ってきてくださったお花をお供えして、無事に納骨法要が終わりました。

こちらのお墓は、「お供えしたお花がお石塔に付かないようにしたい」というご希望をいただいていました。そこで、花立てと香炉を一体型にして下の台石の位置を前後にずらして調整することができるようにして、かつ、高さのある「つば」が長いタイプと、通常の落とし込みのタイプとの2種類の花筒をご用意していました。今回お客様がお持ちくださったボリュームのあるお花も、お石塔に付かずにお供えできています。ほかにも、彫刻の方法や額出し加工など、お客様のこだわりやご希望を形にできるように色々と方法を考えて、ご一緒に取り組んだお墓作りでした。

 

久しぶりにお会いしたお客様は、「久しぶり!」とうれしそうに声をかけてくださって、私も「お天気がよくてよかったですね」と、一緒にお墓を建てたときのことも思い出しながら色々とお話ししました。「あの時はお墓を建てるのはまだ早いかなと思ったけど、今思うと建てておいてよかった。前もって準備していろんな打ち合わせに携わっていただいて、今日は無事に、いい納骨法要ができました」とおっしゃってくださいました。もちろんまだ気落ちされているところもあったと思いますが、お墓作りからこのご法要まで無事に滞りなく終えることができて、どこかホッと安心されたご様子でした。

お父様のためにこだわりを持って心を込めてお墓作りをされていた様子を知っている私にとっても、心に残るご納骨法要になりました。お客様のお気持ちは十分にお父様にも伝わっていると思います。なにかお困りのことなどございましたら、またいつでもお声かけくださいね。