思い出の里市営霊園屋外墓地にて、インド産MUを使用した新規墓石工事

さいたま市内をはじめ、蓮田市、上尾市、春日部市、川口市など埼玉南部一円にてお墓のお仕事をしております、有限会社石の富士家の安部です。思い出の里の屋外墓地にて、インド産MUを使用した新規墓石工事をご依頼いただきましたので、区画のご案内とあわせてご紹介いたします^^

思い出の里屋外墓地 新規工事 インド産MU

 

さいたま市見沼区にある「思い出の里市営霊園」は大規模な公園型霊園で、一番広い面積を占める「芝生墓地」、和型のお墓も多く広い敷地にお墓を建てられる「普通墓地」、コンパクトなスペースで時代のニーズにあった「屋外墓地」、屋根付きで地上3階建ての「屋内墓地」、樹林型の「合葬墓」の大きく5つの墓地の種類があります。今回は知人の方のご紹介で、「屋内墓地」で新しくお墓の建立工事をさせていただきました。

 

思い出の里屋外墓地(以前のブログより)

こちらが屋外墓地のようすです。3階建ての屋内墓地の隣にあり、このように小さなマンションのような作りになっています。上段・中段・下段の3段からなるひとつの区画が複数建っており、コンパクトですが4体から8体のご遺骨を納めることができます。

 

 

こちらがお墓を設置する場所です。右のお墓のように、手前の空間に墓石本体と花立等を設置します。印は区画番号が振られています。奥が納骨スペースになっており、今回のお客様はご納骨はすでに済まされていて、3名の仏様が入っておられました。以前からお墓を準備したいと思われていた中、このたび新しい仏様をご納骨することになり、墓石を建立することにされました。

 

納骨室はこのようになっています。専用の道具を使って手前のL字型の白御影石を取り外すと、奥に納骨スペースがあり、こちらにご納骨します。3段のうち、上段と中段は4名の方のご遺骨を納めることができ、一番下の下段であれば、奥に見えているコンクリートの棚を取り外してその下にも納めることができるので、8名の方のご遺骨を納めることができるようになっています。

石と石の隙間に入り込んだ落ち葉やごみなどをきれいに取り除いて拭き上げたら、墓石を設置して完成です。

 

完成したお墓です。インド産のMUという黒御影石を使用しました。墓石本体と墓誌、手前に花立をお付けしています。高さと横幅は約24cm、奥行きは15cmという決まった寸法以内であれば、墓石の形は自由で、中には自然石を置いているお墓も見られます。また、お名前を彫刻する場所がないため、多くの場合このように横に墓誌を設置しています。

 

額出し加工で高級感のある墓石です。インド産のMUは、自然の墨の黒さを感じる真っ黒に近い石です。墓誌には、すでにご納骨されている仏様のお名前を彫刻しました。ピンで固定していますがグラつくこともあるので、コーキングで点づけ接着もしています。お客様には工事完了のご報告を差し上げていますので、お彼岸のお参りを兼ねて完成のご確認をいただける予定です。いずれご感想をいただけると嬉しいです^^

 

今回は、思い出の里市営霊園の屋外墓地での新規建立工事でした。この屋外墓地は、コンパクトで管理しやすく、近年のニーズに沿った工夫されたスタイルとも言えそうです。ほかの霊園ではあまり見ないタイプですので、工事の際に戸惑われる方もおられるかもしれませんが、こちらでの建立工事で注意する点としては、墓石の形は自由でも、決められた寸法をきちんと守って作成しなくてはいけない点です。3段からなる高さのある構造ですので、そうした点も考慮して市で決められた寸法であり、ご納骨のたびに毎回お墓本体を取り外すことを考えても、決められた大きさを守ることはとても大切です。当社は、霊園内のどの区画でも多数の実績があり、細かい点まで気を配ってお打ち合わせ・工事を進めております。お墓工事をはじめ、彫刻やご納骨のお手伝いなど、なんでも安心してご相談ください。